Top » 丁半
ギャンブルにはいろいろな種類がありますが、丁半というのは名前くらいは誰でも聞いたことがあるでしょう。時代劇などでそのシーンを見たことがある人も多いはずです。日本で始まったサイコロ賭博、ギャンブルの一つです。
ルールの概略についてもほとんどの人は知っていることでしょう。要はサイコロ2個を壷の中に入れて振り、出た目の合計が偶数になるか奇数になるかについて賭けをします。偶数のことを丁と呼び、奇数のことを半と呼びました。丁半という名前はこれに由来しています。感覚的に分かるかもしれませんが、サイコロ2個を振った場合に、出た目の合計が偶数になる確率と奇数になる確率はいずれも50%です。つまり、サイコロに仕掛けなどがされておらず、その振り方についても偏りやごまかしがない限り、偶数に賭けても奇数に賭けても勝負は半々ということになります。非常に単純、明快なギャンブルということができるでしょう。
ちなみに実際の賭博においては、勝った場合の倍率、払戻金が2倍になるとは限りませんでした。親が勝った客に対して2倍の払い戻しをするわけではなく、基本的には負けた客の賭け金を勝った客で公平に分配するという方式であったためです。そのため、例えば偶数に賭けている客が少なく奇数に賭けている客が多い場合に偶数が出れば、偶数に賭けていた客への払戻金は2倍を越えるというようなことになったのです。これは一見すると不公平にも見えるかもしれませんが、よく考えればあまり賭けられていない側に賭けたほうが確率的には有利ということにもなり、実際にはむしろ賭けの偏りを無くす方向性が作られるということにもなっています。
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